ベビー用品メーカー「カトージ」が販売する、イギリスのベビーブランド「joie(ジョイー)」の回転式チャイルドシート「i-arc(アイ-アーク)360」と「spin(スピン)360GTi」。
機能が充実した回転式チャイルドシートの相場は約6~8万円程度ですが、機能充実の「i-arc360」と「spin360GTi」はなんと約4、5万円で購入が可能です。
安く手に入るのはうれしいですが、「安い理由」が気になりませんか?
また、購入を検討するとき、両者の性能や価格の違いなども気になってくるでしょう。
この記事では、『どうして安い?』『性能の違いは?』『どちらを購入したほうがいい?』という疑問を解決するお手伝いをします。
便利でお得な回転式チャイルドシート「i-arc360」「spin360GTi」で快適なドライブを実現しましょう。
目次
「i-arc360」「spin360GTi」が相場より安い理由
相場より安いと何かあるのでは?と気になりますよね。
「i-arc360」「spin360GTi」が低価格なのは2つの大きな理由によります。
- 大量生産によるコスト削減
- 企業理念による低価格
「i-arc360」「spin360GTi」は、イギリスのベビーブランド「joie」の製品です。
joieは、自社で企画・製造・販売を行い、世界の約100カ国で販売しているため、生産コストを抑えることが可能になっています。
さらに、「より安全でより良い製品を、たくさんの方に使っていただきたい!」というJoieの企業理念により価格が抑えられています。
以下でご紹介しますが、性能も約6~8万円のものと比較して遜色ないものであるとわかるでしょう。
「i-arc360 」「spin360GTi」の機能
「i-arc360」「spin360GTi」は安心、安全な機能が満載です。
- 新安全基準R129適合ISOFIX対応
- 360°回転シート
- レッグサポート
- バックルホルダー
- 洗えるシート
- grow together(グロウ トゥギャザー)
ヘッドレス(+肩ベルト)の高さ調整が可能 - リクライニング
- ガードサラウンドセーフティパネル
- エアホールシート
ISOFIX(アイソフィックス)ってなに?
ISOFIXとは、チャイルドシートのコネクタをクルマ側の金具に差し込むだけで簡単に取り付けることができる方法です。
従来のチャイルドシートのようにシートベルトは使用しません。
シートベルト取付式は、説明書を見てもベルトをどこに通すのかよくわからなかったり、締め付け具合の調整がうまくできず、きちんと取り付けられない状態で使用してしまうなど、半数以上の人が安全に使用できていない状態でした。
金具同士で取付できるISOFIX取付であれば、誰でも、簡単に、ガッチリ確実で安全な固定ができるため、ISOFIXに対応したチャイルドシートが多く普及しています
差して、押し込むだけのISOFIXなら、誰でも簡単に設置が完了します。
ISOFIXコネクターが赤から緑に変わるので、正しく固定できたかを一目で確認できます。
現在、車へのISOFIXシステム搭載が義務化されており、2012年7月以降に販売された全車両がISOFIX対応車種となっています。
「i-arc360」「spin360GTi」機能比較
「i-arc360」「spin360GTi」は基本的に装備されている機能は同じですが、性能に少し差があります。
この差が値段の差になるので、自分に必要か判断して商品選択の参考にしてみてください。
また、小さい車だと取り付けられない可能性もあるので、事前にサイズをチェックしておきましょう。
i-arc360 | spin360GTi | |
カラー | ・グレー ・ブラック ・ヴィンテージブラウン | ・シェール ・ラグーン ・スパイス |
サイズ | 後ろ向き取り付け時: 幅:46cm 奥行き:68.5cm 高さ:51cm 前向き取り付け時: 幅:46~58cm 奥行き:65~70cm 高さ:61~65cm | 後ろ向き取り付け時: 幅:46.5cm 奥行き:67cm 高さ:55.7~62.5cm 前向き取り付け時: 幅:46.5cm 奥行き:63~67cm 高さ:65~72.8cm |
重量 | 14.5kg | 13.5kg |
適応身長・体重・月齢 | 後ろ向き 身長:40〜105cm 体重:2.5kg以上19kg以下 前向き 身長:76〜105cmまで 体重:2.5kg以上19kgまで 月齢:15ヶ月を超えてから | 後ろ向き 身長:40〜105cmまで 体重:19.5kgまで 前向き 身長:76〜105cmまで 体重:19.5kgまで 月齢:15ヶ月を超えてから |
リクライニング | 6段階 | 5段階 |
ガードサラウンドセーフティーパネル | 折りたたんで収納可能 | 収納機能なし |
サポートレッグのインジケータの位置 | レッグの上部(確認しやすい) | レッグの下部(覗き込む必要) |
シート回転レバー | シートの両サイドに2つ | シート前面に1つ |
座席シートのメッシュ部分 | シートの座面とサイド | シートのサイドのみ |
エアーホール(通気孔) | シートの全面と背面 | シートの前側面と背面 |
座面リクライニングレバー | イラストあり | イラストなし |
ISOFIX引き出し操作レバー | シート前面 | シート側面 |
取説収納BOX | 〇シート側面にあり | ×なし(底面に収納可能) |
ユニオンジャックのロゴ | 〇あり | ×なし |
キャノピー(帆) | 〇あり | ×なし |
新生児~幼児期には回転式チャイルドシートがおすすめ
新生児~幼児期には回転式チャイルドシートが断然おすすめです。
首が座っていない状態の新生児をチャイルドシートに乗せる際は、万が一の事故や衝突の際に頸椎損傷を減らすため、必ず後ろ向きで乗せる事が推奨されています。
回転式なら、新生児期は後ろ向きに、1歳ごろからは前向きにと変えることができます。
また、首がすわる前の赤ちゃんを車に乗せる際は、抱っこで両手がふさがってしまうため、シートの向きを変えられる回転式のチャイルドシートがとても便利です。
寝ていて起こしたくない場合の乗せ降ろしは、回転させて無理のない姿勢を保つことができるので起きてしまう確率も減ります。
車に乗った後で赤ちゃんのお世話をしたい場合など、他にも回転式でよかったと感じる場面は何度もありました。
値段は少々お高くなりますが、車でのお出かけ頻度が月3回以上ある場合は回転式をおすすめします。
「i-arc360 」「spin360GTi」どちらを購入する?
多少の差はありますが、便利機能はどちらにも十分搭載されています。
しかし、1万円ほど価格差があるのでどちらを購入したらいいか迷いますね。
「i-arc360」がおすすめの方はこちら。
- 機能性重視
- どうして外せない必須機能が(「i-arc360」に)ある
- 使用頻度がそこそこある
- 第2子、第3子でも使用する
- 予算に余裕がある
- 助成金がもらえる
「spin360GTi」がおすすめの方はこちら。
- 価格重視
- 便利機能は「あったらいいな」程度
- 使用頻度は低め
- ひとりっ子、末っ子に使用
- 予算にあまり余裕がない
- 助成金がない、もらえない
チャイルドシートは6歳未満まで着用が義務付けられており、身長150cmまでは使用が推奨されています。
「i-arc360 」「spin360GTi」ともに使用制限身長が105cmのため、4歳頃には買い替えが必要になります。
買い替えを考えると価格は安いほうがもちろんいいですが、使用頻度がそこそこある場合は、より便利な「i-arc360」がおすすめです。
公式オンラインショップで購入すると、1年保証が1年延長され「2年保証」になります。
円安で値上げの可能性もありますので、購入を決めたらなるべく早めに購入しましょう!
チャイルドシート助成金
住んでいる自治体によりますが、チャイルドシート購入時に助成金がもらえる可能性があります。
「チャイルドシート 助成金 自治体名」で検索してみましょう。
助成金がある自治体の多くでは
- 上限は半額かつ1万円まで
- 1人につき1回
という制限付きのところが多いようです。
しかし、自治体によっては3万円もらえたり、1人につき2回までというところもあるようですので確認してみましょう。
また、購入時期や購入場所が制限されている場合もあるので、必ず条件を確認しましょう。
まとめ
回転式チャイルドシート「i-arc360」と「spin360GTi」についての詳細な比較を行いました。
ISOFIX対応の安全機能が充実しており、価格も相場より安く、どちらも高い安全性と便利性を持ち合わせていることがわかります。
最終的にどちらのチャイルドシートを選択するかは、個々のニーズや状況に適したものを検討することが重要です。
住んでいる地域にもよりますが、助成金が活用できる可能性もありますので確認してみましょう。